主催:はじめての小学校選び運営事務局 協力:伸芽会

身近になった私立小学校の魅力とは

~「知識」の詰め込みではなく「体験」の積み重ねを~

3,000人以上を難関私立小へ導いた
飯田氏にお話を聞きました!

飯田氏

伸芽会 教育研究所 所長
飯田 道郎氏 プロフィール

1960年、福井県生まれ。早稲田大学政治経済学部在学中に伸芽会の創立者、大堀英雄と出会い、入社。小学校受験指導に携わり、多数の合格実績を持つ。伸芽会教育研究所・入試対策部長、関西所長などをへて現職。

今も昔も変わらない学びの土台とは

 最近では手を出せば自動的に水が出るので、蛇口をひねるという経験や「結ぶ」「切る」などの基本的な動作を、満足にできない子どもが増えています。しかし子どもの学びにおいては生活体験に根ざした発想力や想像力、表現力を育むことが大切です。
 例えば洗濯物を何枚も畳み、同じ動作を反復してやり遂げる。親に頼まれた買い物をして、耳で聴いた言葉を理解して実行する。こういった日常体験や言葉のやり取りからイメージをふくらませ、考えることや気づくことで学びの土台をつくることができます。
 私立小学校でもそのような子ども像が求められ、「勉強ができる子」を育てるのではなく、大人になっても役立つ「将来を生き抜く力」を身につけることに重きを置いています。

小学校受験って何をするの?

 小学校受験というと、幼いうちから勉強を始めることに疑問を持つ方もおられるかもしれませんが、小学校の勉強を先取りするものではなく、むしろ、入学後にどれだけ伸びるか。これから学校生活で勉強していくための土台となる力を身につけているかが問われています。
 実際の入試でも学力試験を行わずに、子どもたちを遊ばせておく方式を採る学校もあります。遊ぶ姿を見れば、入学後に伸びる子が分かるというのです。確かに合格した子どもは大人の言葉を聞く力や自分で考えて答える力があり、子ども同士で遊ぶときも、落ち着いてまわりを見る力があり、他の子どもを受け入れる余裕があります。遊びの中で周囲を見渡し、自分で考え行動できる子は、学びの基礎がしっかり築かれているといえるでしょう。
 また親と楽しみながら学べるのは今の時期だけです。今はAI(人工知能)で宿題もできる時代。しかし、学びとは自分から日常生活の中で五感を駆使して取り組んでこそ意味があるもので、幼児期の今なら、親と一緒にその意欲を育むことができます。  学力伸長の総合力を養うには、受験対策ではなく、幼稚園や保育園でお友達と関わり、日々の生活の中で様々な体験を通して発想力を伸ばしていくことが重要で、そのような体験が就学準備につながります。

私立小学校という選択

 私立小学校の魅力は、こうした基礎的な力をしっかり育む環境が整っている点にあります。長年培われた教育理念をもとに、英語やプログラミングといった先進的な学びも早くから取り入れ、「知識」だけでなく、私立だからこそ可能な「体験」を重視しています。そして伝統ある教育理念に基づく充実した環境で、道徳教育や人間力の育成にも力を注いでいます。また、共働き家庭の増加に合わせて、放課後の学童保育やサポート体制が充実している学校も多く、子どもたちが安心して学べる環境が整っています。
 自分の頭で考え、周りと協力しながら学ぶ姿勢は、幼少期にこそ育むべき力です。家庭や学校が一体となって、子どもたちの未来を支える「学びの土台」をしっかり築いていくことが、今、改めて求められています。

お問い合わせ:はじめての小学校選び運営事務局(大阪朝日広告社内)
☎06-6867-6407 10時~17時(土・日・祝除く)